エクセルの標準機能で、0から始まる数値を入力すると、自動的に0が消えてしまいます。
でも、電話番号などは普通に0から始まるし、消えたしまった0が必要な場合も結構多いと思います。
そんな場合のために、エクセルで0埋めを行う方法と、そもそも0が消えないように文字列として0を入力する方法を紹介します。
こんな感じ
この記事の内容
先頭の0が消える時は0埋めで表示する
既に数値が入力されており、先頭の0が消えてしまっている場合、元々の桁数になるように0埋めを行えば、先頭の0を表示することができます。
そもそも0埋めとは、
ゼロ埋めは、文字で数値を表す際に、書式で指定された桁数に満たない場合に、桁数をそろえるためゼロを付加することである。
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おすすめの方法2つを紹介するので、場面に合った方法を選択してください。
TEXT関数を使って0埋めする
エクセル関数のTEXT関数を使用すれば簡単に0埋めすることができます。
ただし、この方法では、入力してある数値とは別の1列が必要となります。
手順としては、下図のようにTEXT関数を入力し、「値」に0埋めしたいセル、「表示形式」に表示したい桁数分の0をダブルクォーテーションで囲って入力します。
例のようにB2の数値を5桁まで0埋めしたい場合は、
- =TEXT(B2,”00000″)
となります。(0が5個)
入力が終われば、指定した桁まで0が表示されているので、全行に反映させればOKです。(オートフィルを使えば簡単)
セルの書式設定で0埋め表示にする
先頭の0が消えてしまっても、セルの書式設定で表示形式を指定して、見た目を0埋めすることが可能です。
この方法は、入力データとしては0が消えた数値のままなので、表計算を行いやすいです。
0埋めしたい列や範囲を選択し、「セルの表示形式」から「その他の表示形式」をクリックします。
分類を「ユーザー定義」に指定し、「種類」のすぐ下にあるテキストボックスに0埋めしたい桁数分の0を入力します。
OKボタンを押すと、指定した範囲が設定した桁で0埋め表示されます。(データはそのまま)
数値ではなく文字列として0を入力する
先頭の0が消えてしまうのは、入力されたデータが数値として認識されているからです。
そのため、入力前にセルの書式を文字列に変更しておけば、勝手に0が消えることはありません。
既に先頭の0が消えているのではなく、これから入力しようとしている数値の先頭の0が消えてしまうという場合は、下記の方法でも対応可能です。
セルの書式を文字列に設定してから入力する
入力範囲を選択し、セルの書式から「文字列」を選択しましょう。
文字列に設定後は、数値ではなく文字列として認識されるので、先頭の0が消えることはありません。
シングルクォーテーションで文字列として
シングルクォーテーションを数値の前に入力することで、エクセルに文字列と認識させることが可能です。
こちらの方法は、すべてのセルに入力する必要があり、かなりの手間になるのであまりおすすめはしません。
CSVファイルを開いたら先頭の0が消える
CSVファイルはシステムの連携などで使用することもあり、先頭の0が消えしまうと問題がある場合が多いです。
CSVファイルをエクセルで開く時は、正しい開き方があるので、きちんと知っておく必要があります。
こちらの記事に0が消えない正しいCSVファイルの開き方をまとめてありますので、確認してください。
CSVファイルとは?0が消えない開き方も紹介
まとめ
エクセルで数値の先頭の0が消える場合に、0埋めする方法とそもそも0が消えないように入力する方法を紹介しました。
TEXT関数やセルの表示形式を変更するのがよく使われている手法になります。
CSVファイルの場合は、そもそも正しく開けてない人が多いので、きちんと知っておきましょう。
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