エクセル関数のDATESTRING関数という日付を和暦に変換させるための便利な関数を紹介します。
セルの書式設定を変更することなく、セルへの入力で和暦に変換することができるので、数式に慣れている人にはこちらの方が便利だと思います。
更新プログラムが適用されているのであれば、「令和」の表示も可能です。
また、DATESTRING関数は、「数式」タブの「関数ライブラリ」の「関数の挿入」からは選択できない「隠れた関数」なので、セルに直接入力しましょう。
DATESTRING関数の使い方
DATESTRING関数は 「DATE:日付」と「STRING:文字列」 という組み合わせから分かる通り、日付を文字列(和暦)に変換する関数です。
DATESTRING関数の入力規則
項目 | 内容 |
---|---|
入力規則 | =DATESTRING( シリアル値 または 文字列) |
シリアル値 | 和暦に変換したい日付のシリアル値 |
文字列 | 和暦に変換したい日付(例:”2019/7/26″) |
シリアル値とは、「TODAY関数」などを使用した時に得られる日付を表す数値データです。
日付の表示は、このシリアル値が人に分かるように変換されて表示されています。
シリアル値で日付を指定する例
=DATESTRING( TODAY() )
このようにTODAY関数などの日付を取得する関数と合わせて使用することが多く、上記の例では、今日の日付が和暦で表示されます。
文字列で日付を指定する入力例
=DATESTRING(“2019/7/26”)
日付として指定する文字列は、エクセルが日付と認識できる入力形式なら問題なく、
- “2019/7/26”
- “2019年7月26日
- “2019-7-26”
などが入力可能です。
DATESTRING関数の入力手順
エクセル関数は関数の挿入ではなく、予測変換を使用して入力するのがおすすめです。詳しくは「関数の挿入を使わないで予測変換を使う理由3つ」をご覧ください。
DATESTRING関数は隠れた関数のため、直接入力する必要があります。
特段難しいことはなく、和暦に変換したい日付をDATESTRING関数の引数に指定するだけです。
引数に直接指定してもよいですが、
日付のセルを参照させてもOKです。
最後に
DATESTRING関数の使い方について解説しました。
引数に日付を指定すると、和暦に変換してくれる便利な関数です。
ただし、隠れた関数のため、「関数の挿入」や予測変換では入力できないので注意してください。